スタッフコラム
歯ぎしりと食いしばりによる症状
歯ぎしりや食いしばりの原因は未だにはっきりと解明されていません。
全身的な因子としては先天的なもの、ストレスなどがあり、
局所的因子としては噛み合わせの問題があげられています。
歯ぎしりや食いしばりを続けると、歯がすり減り、歯が欠けたり、歯が割れやすくなります。
歯が何本も抜けていると、残った歯に力が集中するので、よりその歯の寿命が短くなり噛み合わせも悪化します。
歯ぎしりや食いしばりによって噛み合わせが悪化すると、急激に歯周病が進行していきます。
ひどい方は顎関節症によって、顎の痛み・顎が開かなくなる・頭痛・耳鳴り・肩こり・めまい…など
身体にまで症状が現れます。
歯や周辺の骨などが受け止める咬む力は、強い人では100㎏を超えとても大きな力です。
持続的に大きな力が加わると、硬いものを食べるときに一瞬だけ強い力がかかるよりも過度の力が加わるので
多くの影響が出るのです。
歯ぎしりや食いしばりはご自身では認識しづらいものです。
睡眠中の歯ぎしりは音がでるので、ご家族に指摘されて発見される場合もありますが、
食いしばりは音が出ないので分かりにくいです。
そのため、私たちはお口の中をしっかりと拝見し、歯の状況から判断します。
歯や全身にトラブルが起きる前に、予防対策としてマウスピースを使用すると、
しっかりと噛む力から歯を守ることができます。
就寝中にマウスピースを装着することで、歯ぎしりや噛みしめがあってもクッションとなり
歯へのダメージを軽減できます。
当院では患者様のお口の状況に合わせた素材のマウスピースを扱っております。
お気軽にご相談下さい。