しっかり噛む力を
取り戻しましょう
インプラントとは、失った歯の代わりとなる人工の歯で、「第二の永久歯」などとも呼ばれます。
外科手術を行ない顎の骨に穴を開けて、人工歯根(インプラント体)を顎骨に埋め込みます。
インプラントと骨が結合したら、上に天然の歯とほとんど変わらない見た目の人工の歯(上部構造)を被せます。見た目が自然であるだけでなく、自分の歯と同じようにしっかりと噛める、という大きなメリットが得られます。
インプラントで毎日が快適に
歯を失ったときには早急に補綴物を入れて、口腔内の機能を回復させなければいけません。その代表的な治療法としては、ブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。なかでもインプラントは、顎の骨に直接埋め込むため、違和感が少なく、天然歯に近い見た目と噛み心地を得ることが期待できます。また、他の歯を削る必要もありません。長い目で見てお口の健康寿命を維持できる可能性が高まります。確かに治療時の費用はかかりますが、快適性と耐久性などを考えるとコストパーフォーマンスは優れています。
インプラントのメリット
健康な歯をまったく削らずに治療が可能
歯の抜けた場所だけにインプラントを埋め込むので、周囲の歯を削る必要はありません。
ブリッジ治療のように、健康な歯を削るような治療方法は避けたいという方にもおすすめです。
金具不使用で自然に仕上がる
インプラントには「よく噛める」というメリット以外にも、「審美的に美しい」という特徴があります。
金具つきの入れ歯だと、お年寄りのような印象を与える場合がありますが、インプラントは金具などを使わないので、口元の印象を若々しく保つことが可能です。
入れ歯(インプラント義歯)をしっかり固定できます
数本のインプラント体を埋め込んで入れ歯を維持装置で固定するため、一般的な入れ歯のように動いてしまうことがありません。
その結果、ものをよく噛むことができ、大きく口を開けてしゃべれます。
「入れ歯では噛みづらい」「発音・発声がうまくできない」「入れ歯では衛生面に不安を感じる」といった方に適しています。
インプラントのデメリット
治療費が高額
インプラント治療は健康保険適用外なので、治療費は高額となります。
インプラントを1本埋め込む費用は、平均すると30~50万円になります。
金額面で躊躇される方もいらっしゃいますが、治療で得た歯は「第二の永久歯」として一生つき合うものなので、安ければいいというのではなく、適正な価格で治療を受けることが大切です。
治療期間が長い
インプラントと骨の完全結合までには、一定の期間を必要とします。
最短でも4ヵ月、最長8ヵ月ほど時間がかかります。
埋め込んだ本数や患者さまの骨の状態によっては、1年以上かかるケースもあります。
念入りなメンテナンスが必要
インプラントは虫歯になりませんが、歯周ポケットが存在するので歯周病にはなります。
残っている歯に対しても、今まで以上に歯周病予防を意識した丁寧な歯磨きが必要です。
しっかりとした顎の骨が必要
歯が抜けて時間が経過すると、顎の骨は徐々に痩せていきます。
そうなった場合、顎骨にインプラントを埋め込む十分なスペースを確保できず、
インプラントを固定できない場合があります。
骨の状態が悪いと、施術できません。
当院では、10年は最低もつであろうというケースのみお引き受けします。
無理な骨や安定していない口腔内の状況でのインプラントは、お引き受けしません。
当院での施術は10年保証の保険に加入する事が可能です。
技術的に優れた歯科医院のみでしか、この保険加入は認められていません。
インプラントの流れ
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Step01治療計画
多くの選択肢から、患者さまの口腔内の状況を踏まえて適切な方法を選び、治療プランを提案します。
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Step02一次手術
手術にてあごの骨に穴をあけて、インプラント体(人工歯根)の埋入を行います。
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Step03治癒期間
患者さまのお口の状況を診ながら3~6ヶ月程度時間を置きます。ケースによって仮歯の使用が可能です。
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Step04二次手術
人工歯を取り付けるための2回目の手術を行い、支台部(人工歯を取り付ける土台)を取り付けます。
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Step05人工歯の装着
セラミックなどの素材で作った人工歯を、人工歯根にスクリューで装着して治療完了です。
インプラントの料金
料金については以下をご覧ください。
インプラントの注意点
- 保険が適用できないため自由診療となります。
- 手術が必要なので、患者さまの体力に負担をかける可能性があります。
- インプラント手術と入れ歯の製作が必要なる場合は、治療が長期に渡るケースがあります。
- インプラントと入れ歯を入れる場合、どちらかに不具合が生じると咀嚼や会話がしづらくなる可能性があります