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スタッフコラム

「フッ素 」・・・効果的にむし歯予防

フッ素には、エナメル質の修復促進、歯質強化、菌の働きを弱めるなど、むし歯の発生を防ぐ効果があり、予防に有効な成分です。

 

フッ素(フッ化物)とは?

 食品などにも含まれている物質

フッ素は、私たちが普段口にしているほとんどの食品に含まれているミネラル成分の1つです。

魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれています。

フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」

カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」など他の物質と結びついて存在しています。

フッ素の安全性について

フッ素は一度に高い濃度で摂取すると、急性中毒を引き起こす可能性があります。

歯医者で行なうフッ素塗布では、適量を使用している限り中毒症状が現れることはまずありません。

 

フッ素はどのように働くのか?

●エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
●歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます。
●菌の働きを弱める
むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。

★脱灰を抑え再石灰化を促進!家でのケア+ 定期検診が重要!

「初期むし歯ができてしまった!」と慌てて一時的にケアに気を遣うだけでは、フッ素の効果は十分に発揮されません。

口内の環境は変化し、脱灰に傾くリスクは常にあります。

 

当院では定期検診で行なうフッ素塗布の他に、フッ素を歯に浸透させるイオン導入装置を使用しています。

乳歯や生えたての永久歯は、まだ未熟で結晶が弱くむし歯になりやすいです。

その結晶の中にフッ素が入ると、結晶が安定してむし歯になりにくい強い歯に変えられます!!

 

フッ素イオン導入法の仕組み

イオン導入法では洗口法やフッ素歯磨き剤より効果的にフッ素を取り込むことができます。

フッ素イオン導入をしてもむし歯にならない訳ではありません。

フッ素をしっかり取り入れ、継続的にむし歯予防に努めることが大切です。

定期的な検診で、むし歯にならないように「予防+チェック」をお勧めします。

 

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