スタッフコラム
口腔ケアで健康な体へ
口腔状態が良くないと、歯周病菌や内毒素、炎症性物質が血液を通して各臓器へと運ばれ
様々な全身疾患を招くリスクがあります。
近年の研究では、糖尿病を悪化させること、動脈硬化を誘発し心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高まること、
妊娠中の女性には、低体重児出産や早産のリスクが高まることなどが明らかになっています。
またアルツハイマー病患者の脳内で歯周病菌が見つかり、歯周病の重症度と認知症の重症度が比例することも
報告されています。
肺炎の中で高齢者の7割以上が誤嚥性肺炎と言われているなか、口腔ケアの徹底は口腔内の病原菌を減らすだけでなく、
口腔への刺激により嚥下機能が回復して、食事が進むようになり栄養状態が良くなることで免疫力が向上して
肺炎の予防につながります。
◆◆全ての健康はお口から始まる◆◆
歯が0~4本しか残っていない人と、歯が20本以上残っている人の年間医療費を比べてみても
平均して年間17万5900円の差があるということが調査の結果わかりました。
歯周病菌による全身への影響は大きいため、歯周病菌の徹底除菌を行うことで、お口だけでなく
体も健康になり、生涯にわたる医療費を抑えるポイントになります。