スタッフコラム
よりよい口臭対策は唾液の分泌を促すセルフケア
口臭は口の中の細菌が出す硫化水素や歯周病菌のメチルメルカプタン、
内臓疾患などがあるときに出るジメチルスルフィドという、口臭の原因となるガスが放出されて臭いになります。
健康であっても飲食の嗜好や生活習慣、体調の変化に応じて発生します。
朝、起きた時に臭いが気になるのは、唾液の分泌量が寝ている間に減少し、
口腔内の殺菌力が低下することにより、臭いのもとになる雑菌が増えるからです。
また、更年期によるホルモンバランスの崩れにより自律神経が乱れ、唾液分泌量が減ることで口臭が発生しやすくなります。
さまざまな唾液の役割
◆自浄作用...歯や歯間の食べかすやプラークを洗い流します
◆抗菌作用...口腔内の細菌の繁殖を抑えます
◆消化作用...デンプンを分解し、食べ物を消化しやすくします
◆再石灰化作用...溶けかかった歯の表面を修復します
◆中和作用...飲食によって酸性に偏った口腔内のPHを中和させ、虫歯を防ぎます
◆粘膜保護・修復作用...口腔内の粘膜を保護・修復し、発生や飲食をスムーズにします
唾液の分泌は、清潔な口腔環境を保つためにも大切なことです!!
唾液の分泌を促すためのセルフケア
唾液の分泌を促すためには、良く噛んで食べることや規則正しい生活をすることのほかに、
お口のストレッチやガムを活用するのもオススメです。
ガムは上の奥歯と頬の間に挟んでおくだけで、唾液を出す耳下腺が刺激されることで、
唾液が出やすくなります。(キシリトール配合、糖類ゼロのものがベスト)
プラークの原因菌が増えるのは、唾液の分泌が減る睡眠中。
ここで雑菌を増やさないように、就寝前と起床後の歯磨きが口臭予防につながるタイミングです。
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